11月 08 2017
撮影紀
先月行ってきたカナダの北の方ですが、飛行機の乗り換えの連続で、いくつ飛行機に乗ったのやらと言うくらい遠かったです。
国内で北海道からまずは東京まで移動して、エアカナダで10時間ほど長距離飛行。
バンクーバーについてからさらに飛行機を乗り継ぎ、乗り継ぎで、地方の町へ。
天候などによるトラブルもあったため、1日ではもちろんつかないため、郊外で動物の撮影をして、飛行機待ち。。
英語も全くわからない中、迷子になったり。。
言葉がわからないですし、一人なので困ったことも多かったですが、とりあえず翌日また地方からチャーター機でなんとかフライト。
陸路がないので、乗れなかったら列車でさらに2日以上かけて行くしかないのですが、チャーター機に揺られて3時間で目的の町へ。
結局日本から2日半はかかっちゃいました。
そしてその小さな町から果てなく続く荒野へ出かける。
あるのは地平線だけだ。
気温はまだマイナス15度には届かないし、風もあり雪はさほどない。
荒野に凸凹の道だけ。これも途中でなくなります。
左を見ても荒野。
右を見ても荒野。
周囲1000キロ近くは小さな街以外に存在しません。
最寄りの大きな病院までは飛行機で3時間以上かかるので、こんな場所で病気や怪我は絶対にできませんね。。
もちろん日本人は愚か、アジア人さえいませんでした。
探し回ると。。
もちろんそこら中にいるってわけではありませんが、確かにポーラーベアの生息地でした。
求めている野生と、そして私が欲しかった「何もなさ」がそこにはあった。
最近よく思うのです、どこにも必ず人はいるし、似たり寄ったりの写真が多く、現像で違いを出してるっていう写真が多いなって。
もちろんここに来ても人はいます。
地球上撮れそうな場所で人がいない場所など、あまり存在はしないでしょう。
でも限りなく、似たり寄ったりはしたくないなって思うと、足で稼ぐしかありません。
日本でも一人で撮りに行く時は、テント持ってたまに道東をウロウロしてますが、それも同じなのかなって思います。
でもそれが楽しい。
楽しいからやる、ただそれだけの理由。
来週からはフォトコンテストの授賞式でアメリカに渡航ですが、もしかしたら在日大使館公使からもお祝いで、お会いすることがあるかもしれないとのこと。。
ドキドキです。