せっかくなので、いろいろパシャパシャと携帯でも渡航の様子を撮ってきたので、暇つぶしにみてください^^(撮影の写真は下の方です)
今年もわざわざ日本から1万キロ以上離れた場所へ撮影に行きました。
まず家から車で3時間かけ千歳へ。そして1時間半のフライトでいつもの成田へ。

平日だったためか、あまり並ばずスムーズに出国審査手続きできました。

お金はカナダドル。 渡航前にクレジットでほとんど支払いは済ませてますが、食べ物等の物価が高いので、案外お金を使ってしまいます。

去年も乗ったエアカナダ。 修学旅行生がたくさん居たので、ゲートは大混雑。

機内食はまぁまぁ。

10時間フライト後、バンクーバーからカナダへ入国^^。
2回目ということもあり、今年は迷わず入国や乗り継ぎゲートにたどり着くことができました。

この先あまり食べ物を仕入れる場所がなくなるので、チョコレートや少し食べれる物を購入。

そしてまた乗り継ぎます。 今度は3〜4時間ほどのフライトで一路東の方へ。

中継ポイントの街に到着。。この時点で家を出てから20時間ほどは経っているので、数時間ほど仮眠休憩。
緯度が日本と違うので、日の出の時間や夕日の時間が全く異なり、なかなか体が時差ぼけから治りません^^;

ここからはバスで別の空港へと移動して、チャーター機専用の空港へ。

これからは北極圏付近を飛行することになるので、飛行機が凍らないように不凍液を吹きかける。

チャーター機で半日ほどフライトすると、辺りは真っ白な世界へ突入。
地平の向こうまで真っ白な世界がどこまでも続きます。

日本を出てから40時間以上。ついに撮影地近辺に到着!
バス停や空港にはライフルを持った人がたくさんいます。
それもそのはず。。


ここは柵もない、ホッキョクグマ(ポーラーベア)の生息地のど真ん中だ。
すぐ近くにいる可能性だってある。
そして戦車みたいなバスで1時間ほど移動。。
ちなみに車内には世界の有名な写真家さんたちも乗り合わせてました。
ナショジオの雑誌とかに載っている海外の写真家さんの方々にもお会いして、意気揚々な気分で降り立つととそこはこんな感じ。。

なーんもない。本当になーんもない(笑
迷子になったらたぶん死ぬ^^;
気温は氷点下20度くらい。
厳冬期の北海道くらいなので、寒さは慣れている。

ちなみにこの茂みにホッキョクグマいるの分かりますか? これが分からないと歩いてたら死ぬ可能性大です^^; そういうのを発見しながら危険を避ける。

茂みが邪魔しなければ意外と携帯でも撮れるくらいの距離にいたりする^^
ようやく撮影開始。。

大雪原を歩くポーラーベア。

お母さんと大きな子供。

お腹が減っているのか動く気無しなやつ。

そして至近距離で撮影できました。 自分は2〜3メートルほど上にいる場所から撮影していますが、立ち上がれるとハイタッチされそう。。^^; ※もちろん安全な場所から撮影してます
今回は運よく難度がシャッターチャンスに恵まれ、かなりの枚数を撮影することができました。
また機会があれば撮りに行きたい被写体なので、今度も応援のほど宜しくお願いします。
〜memory〜
まだ10月だけれど、北海道の厳冬期と同じ気温。
周囲数百キロ以上は何もない。
地平線が遥か彼方まで続くだけ。
迷子になったらそれは死を意味する。
しかしそんな環境下で生きる世界最大の肉食動物がいる。
目の前にすると「畏怖」という言葉が頭をよぎる。
怖い。でも怖いだけじゃない。
そんな環境下で暮らす彼らを尊敬できるし、尊敬に値する生き物だ。
噛み付かれたり、引っ搔かれればきっと人間なんて容易く殺すことが出来るだろう。
常々撮りながら考えていることだが、自分が好きな物を撮るのに誰かに理解される必要はない。
ただ一度っきりの人生だ。
思いっきり好きなものをとことん追いかけてやるべきだ。
写真家として風景や動物をなぜそこまでして撮るのか。
売れたいだとか、稼ぎたいだとかそんなことは思ってない。
「好き」だからだ。
〜fin~